円安で韓国ウォンがやばい!旅行以外にも韓国ウォンFXにも影響あり?

円安で韓国ウォンがやばい!旅行以外にも韓国ウォンFXにも影響あり?

コロナ情勢も落ち着きつつあり、日本への旅行や海外旅行などが出来るようになった2023年。2022年後半から起きている「円安ドル高」の影響で、日本に来たアメリカ人観光客が喜んでいるニュースを見た人もいるのではないでしょうか。2023年現在、「円安ドル高」のニュースが多いですが、実は8年ぶりに「円安ウォン高」になっていることをご存じでしょうか。

「そもそも何で円安ウォン高になったの?」「韓国ウォン やばいって聞くけど、どんな影響があるの?」「円安ウォン高はいつまで続きそうなの?」「円安円高の状況でも資産を守る方法は?」といった方に向けて、この記事では

  • 円安ウォン高になった原因は?
  • 円安ウォン高による影響とは
  • 円安ウォン高はいつまで続く?
  • 円安でも資産を守る方法

について解説していきます。この記事を読むことで「円安ウォン高」の原因や影響についてわかります。是非、最後まで読んでみてください。

目次

円安ウォン高になった原因は?

円安ウォン高になった原因として「円安の原因」「ウォン高の原因」についてそれぞれ解説していきます。

円安の原因

円安の原因として言われているのは、日本の金融政策です。2023年6月16日、日銀(日本銀行)は金融飽和政策を維持すると決定しました。インフレを促進して、生鮮食品を除く消費者物価上昇率が2%で安定するまで資金を供給する方針です。長期金利指標である10年物国債金利を0%程度に誘導する長短金利操作も継続することにし、短期金利(-0.1%)を凍結しました。

他国が物価を下げるために政策金利を引き上げているのとは対照的なため更なる円安をもたらしました。

ウォン高の原因

以前より不景気と言われていた韓国ですが、2023年に入ってから半導体などの製造業生産・輸出、サービス業・雇用改善持続などで景気回復の兆しが徐々に現れました。そんな背景をみて、2023年4月頃から、景気回復に期待した外国人の投資資金が、韓国に流れ込んだ影響からウォン高になったと言われています。

円安ウォン高による影響とは

円安ウォン高によって発生する影響について解説していきます。

旅行者への影響

円安の影響から韓国から日本への旅行者が増えることが見込まれます。これにより日本のホテルや旅館などの観光業には良い影響を与えるでしょう。また、韓国から来て日本製品を購入する人も増えると思われます。

一方で日本から韓国への旅行客は減ると思われます。元々コロナ禍の影響で旅行客は日本と韓国お互いに減っていますが、韓国の観光業への影響はコロナ禍とあまり変わらないことが予想できます。しかし、BTSなどの韓国アイドルグループ人気は日本国内で継続して高いため、多少値が張っていても行く人はいるのではないかと思われます。ソウルなどの韓国に旅行してもらう人を増やすために、そういった日本人ファンを迎えるイベントを実施していくかもしれません。

輸出入への影響

日本の輸入企業にとって円安は海外製品が高くなってしまうため痛手となります。そのため、日本は韓国から輸入する数を減らしたり、代替え品に変更する恐れがあります。逆に日本の輸出企業にとっては、今までと同じウォンで多くの日本円が入ることから、積極的に輸出しようとします。これによって日本国内での競争力が上がります。

投資家への影響

円安の際に投資家への影響として、海外へ投資資金が流出し再建や株式の価格が下がってしまいます。株やFXの影響をそれぞれ解説します。

円安が進むことで、同じ製品やサービスでも海外からは価格が安くなるので、海外へ輸出をメインとする企業は売り上げが伸び株価が上昇します。それを加味して輸出メインの企業に投資が流れてしまい、他の企業の株価が下がってしまう恐れがあるので注意が必要です。韓国製品を日本で販売している企業は、輸入額も上がり売上が低下するため株価が下がる可能性が高いでしょう。

韓国から日本への主な輸入として石油製品が11%を占めているため、ガソリンを使う運送会社なども影響する可能性があります。また、韓国の投資家で「日本の株を購入し、円高に転じたら売る」という考えの人もいるようです。

FX

ウォンFXを円安ウォン高になる前に購入した場合は、プラスになっているはずなので売却することをオススメします。これから購入する人は、「今後も円安に動くと予想」した場合は、「買い」の取引。「今後円高に動くと予想」した場合は、「売り」から取引を開始しましょう。

FXの場合は円安でも円高でも儲けるチャンスがあるため、すでに購入している人以外はそこまで影響がないと思われます。

円安ウォン高はいつまで続く?

具体的にいつまでと断定はできませんが、日本の金融政策によって円安やドル高・ウォン高が発生しているため、金融緩和されると徐々に落ち着いていくのではないかと予想します。

また、ある記事では2024年4月に金融政策(YCC)が撤廃されマイナス金利も解除されるため、長期にわたって続いた金融緩和政策が終了すると予想しています。この報道の通りになる場合、2024年中に円安が解消されていく流れになっていくのではないでしょうか。

円安から資産を守る方法

価値が変動する円安や円高から資産を守る方法を紹介します。

外貨預金

円安の場合、円の価値が下がるため円で保有している預貯金は目減りしてしまいます。外貨預金することで、例えば1ドル100円の時にドルに換えて預け入れ、円安が進み1ドル130円などの時に円にすることで利益を得られます。金利はできるだけ高いものにするとよいでしょう。

仮想通貨

ビットコインなどの仮想通貨の価格は、それを買いたい人と売りたい人の需要と供給のバランスによって決まります。円やドルなどの通貨では、政府が介入し過度な通貨高や通貨安を阻止する場合があります。そうした国の影響がないことから、仮想通貨は円安や円高の影響を受けにくいと言われています。

最近ではビットコイン決済できるお店も増えて来ているので、海外旅行でも使える可能性があります。

まとめ

今回は、円安ウォン高の原因や影響について、また資産を守る方法について解説しました。最後におさらいとしてまとめます。

  • 円安ウォン高になった原因は、日本の金融政策と韓国の景気回復の兆しが見えたことです。
  • 円安ウォン高による影響は、日本への旅行者は増える可能性がありますが、輸入企業にとっては海外製品が高くなってしまうため痛手になります。
  • 円安ウォン高は、2024年4月に金融政策が撤廃される可能性が予測されているので、その通りの場合2024年の中盤ぐらいまで続くのではないかと言われています。
  • 円安でも資産を守る方法は、外貨預金や仮想通貨などに資産を移すことで守ることが出来ます。

報道によっては、2024年4月に日本の金融緩和が終わることが予想されているので、予想通り終われば2024年中に円安が落ち着いていくでしょう。現在資産運用を考えている人は、あまり焦らず来年の様子を見てから考えてもよいかもしれません。

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