【オーストラリアドル】なぜ下がると予想されてる?その理由を徹底調査

【オーストラリアドル】なぜ下がると予想されてる?その理由を徹底調査

多くの投資家が行っている「海外FX」。数ある世界の通貨の中でも、オーストラリアドルを購入している人もいるのではないでしょうか。そんなオーストラリアドルですが、様々なサイトや記事によると今後下落していくと予想されています。「今更だけど、オーストラリアってどんな国なの?」「オーストラリアドルの特徴が知りたい」「オーストラリアドル なぜ下がると予想されているの?」といった方に向けて、この記事では

  • オーストラリアを紹介
  • オーストラリアドルの特徴とは
  • オーストラリアドル なぜ下がると予想されているのか?

について解説していきます。この記事を読むことでオーストラリアドルの特徴やなぜ下落すると予想されているのかがわかります。是非、最後まで読んでみてください。

目次

オーストラリアを紹介

そもそも、オーストラリアとはどのような国なのでしょうか。ここでは、オーストラリアと言う国について紹介していきます。

オーストラリアの基本情報

オーストラリアの基本情報について紹介します。

  • 国土面積:訳769万km2(日本の約20倍)
  • 人口:約2590万人
  • 首都:キャンベラ
  • 公用語:英語
  • 民族:アングロサクソン系など、欧州系、中東系、アジア系、先住民など
  • 宗教:キリスト教43%、無宗教38%(※2021年国勢調査より)
  • 通過:オーストラリアドル

オーストラリアの経済

オーストラリアでは、国民総生産の68%がサービス産業です。一方で、農業や工業セクターが国民総生産の内10%を担い、工業セクターが輸出額の57%を稼ぎ出しています。資源は、石炭や鉄鉱石などに恵まれているが、石油や石油製品は輸入に依存しており、80%程度輸入しています。

輸入について

オーストラリアでは、「機械・自動車部品・コンピュータ・通信機器・原油・石油製品」などを輸入しています。輸入相手国は以下の通りです。データは2009年時点のものになります。

  • 中国:17.94%
  • アメリカ:11.26%
  • 日本:8.36%
  • タイ:5.81%
  • シンガポール:4.95%

輸出について

オーストラリアでは伝統的に羊毛や小麦、鉱物などの一時産品の他に、機械などの製造加工品を主な輸出品としています。輸出相手国は以下の通りです。データは2018年の物になります。

  • 中国:26.4%
  • 日本:9.9%
  • アメリカ:8.6%
  • 韓国:4.6%
  • シンガポール:3.7%

オーストラリアはイギリス連邦加盟国

オーストラリアは、イギリス連邦加盟国の1つです。イギリスはもちろん、隣国のニュージーランドとの関係が強い特徴を持っています。そのため、政治や金融政策においても、似たような態度を示す場面が見られます。

コロナ禍から素早い経済回復を見せる

28年間と長期間の経済成長がプラスとなっていたオーストラリア。2020年には新型コロナウイルス感染拡大やドル受給問題などにより、経済成長率はマイナスに。しかし、新型コロナウイルス感染拡大が始まった初期から、財政・金融どちらも大胆な支援策を講じたことにより、経済は他国と比べて悪化せず、早い段階でコロナショック以前の状態に回復を見せました。

オーストラリアドルの特徴とは

オーストラリアドルは、アメリカドル・ユーロ・円・ポンド・中国元の次に取引量の多い通貨となっています。豊富な鉱物資源があることから、資源国通貨と呼ばれており、その代表格の通貨として人気です。政治や経済面での不安要素が少なく、比較的リスクの少ない通貨としてみられています。

資源価格によって値が動きやすい

資源国通貨として印象が強いオーストラリアドルは、鉱物資源や天然ガスなどのエネルギー資源の相場によって為替相場が影響を受ける特徴があります。そのため、資源相場が高まれば資源国通貨は買われやすくなり、価格が上昇していきます。また、オーストラリアが輸出していない石油などの相場が、オーストラリアドルの価値に影響を与える場合があるので注意が必要です。

中国の経済状況による影響を受けやすい

オーストラリアは輸出入の貿易相手国として、中国と強い結びつきのある国です。そのため、中国の経済状況によってオーストラリアドルも影響を受けるという特徴があります。中国の経済発展を遂げるためには、オーストラリアの資源が消費されるため、中国情勢による影響が受けやすい通貨となります。

高金利通貨である

オーストラリアドルは、主要通貨の中でも高金利として有名です。2022年にインフレを脱却するためアメリカドルやユーロの金利が上昇したため、オーストラリアドルが高金利という印象は薄れました。しかし、2024年1月時点では金利が3.85%と日本の-0.1%に比べ大幅に金利が高い通貨です。

オーストラリアドル なぜ下がると予想されているのか?

オーストラリアドルは2024年に利下げすると多くのサイトで言われています。なぜ下がると予想されているのか、それぞれ解説していきます。

資源価格が下がると予想

資源産出国のオーストラリアは、資源価格の推移によってオーストラリアドルの値動きに影響を与えます。2022年にロシアのウクライナ侵攻や、インフレによる影響で資源価格が上昇していたが、2023年から徐々に落ち着きを取り戻しています。エネルギー資源の価格が下がることにより、オーストラリアドルも下がっていくと予想されています。

中国経済による影響

オーストラリアの主な輸出入国である中国の経済状況によってオーストラリアドルの値動きに影響を与えます。2023年1月にゼロコロナ政策を終了したが、国民が国への不満や、不動産バブル崩壊など中国経済は不安定な状況となっています。また、2024年1月時点で不動産バブル崩壊の経済対策が無く、打つ手がない状態で「2024年は経済崩壊まっしぐらではないか」との懸念が投資家達から言われています。この中国経済の先行きが見えない状況により、オーストラリアドルへの影響もあると予想されています。

アメリカによる利下げの影響

アメリカでは、インフレ鈍化の傾向で、金融政策の転換期が近づきつつあります。市場では2024年4月から6月の間にも利下げが行われるとの見方が大勢です。一方で、オーストラリアでは利下げに対して慎重な姿勢を取ると見られており、2024年10月から12月頃とアメリカよりも遅く利下げする可能性が高いと言われています。この遅れにより、金利差が大きくなり、オーストラリアドル売りやアメリカドル買いが進みます。

まとめ

今回は、オーストラリアの特徴や、オーストラリアドルについて解説しました。オーストラリアの主な貿易国が中国なので、中国の景気がオーストラリアドルに大きく影響しそうです。また、アメリカの利下げや資源価格の低下などにより2024年はオーストラリアドルが下がると予想されています。2025年にはアメリカとの金利差も小さくなる見込みなので、低下したタイミングでオーストラリアドルを買うのもありかもしれません。様々な要因で価値変動は起きるので、購入を考えているは慎重に購入するようにしましょう。

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