XMの口座開設にマイナンバーは必須?「いいえ」にするとどうなる?

XMの口座開設にマイナンバーは必須?「いいえ」にするとどうなる?

この記事を開いたあなたは「XMの口座開設をしようとしたらマイナンバーの提出を求められたけど、これって提出した方がいいのかな?いいえも選べるし必要ないのかな?」こんな風に戸惑われている最中ではないでしょうか。

既に開設済みの方もこの問題に直面したのではないでしょうか。そこで今回は、XMの口座を開設する際にマイナンバーの登録は本当に必要なのか。また、なぜ身分証の提出もするのにマイナンバーも出さないといけないのかと言ったところまで解説していきます。

これから口座開設を始めようと考えている方のために、後半では口座開設の流れと注意点にも触れていますので、是非参考にしてください。

目次

XMの口座開設にマイナンバー登録は必要か?

まず、単刀直入に申し上げます。XM 口座開設時におけるマイナンバーの登録は「不要」です。

仮に「いいえ」にしても、問題なく取引は行えます。もちろん手元でマイナンバーがわかる方は登録しておくにこしたことはありません。しかし、現時点ではマイナンバーを登録していないためのペナルティなどは一切ありません。では、登録が必須ではないのに、なぜマイナンバーの提出を求められるのでしょうか。

なぜマイナンバーの登録項目が出てくるのか

XM 口座開設時に、マイナンバーの提出が求められる理由は大きく二つあります。現時点では提出が必須ではありませんが、今後必要になる可能性も大いにあります。この二つの理由をしっかり把握しておくことで、提出が必須になっても慌てず対処できるでしょう。

【理由1】EU圏では提出が義務づけられているため

一つ目は、EU圏ではマイナンバーの提出が義務づけられていることです。ここで「なんで急にEUが出てくるの?」と思われた方もいるでしょう。その前にまずはEU圏でのルールの確認です。

「MiFID Ⅱ(Markets in Financial Instruments Directive:第二次金融商品市場指令)の欧州規制および共通報告様式(CRS)に準拠するべく、XMはお客様に国籍および納税者番号(TIN)に関する情報をご提供いただく必要がございます」

これは実際にXMから送られてくるメールです。小難しい用語が並んでいますが、要するに「XMに登録するなら納税者番号教えてね」ということです。納税者番号とは、日本で言うマイナンバーのことです。このような規則が定められた背景としては、マネーロンダリングや脱税を防止する意図があります。上記に出てくる「共通報告様式(CRS)」というのが、脱税やマネーロンダリングを防ぐための仕組みのことです。

なぜEUが出てくる?

EUのルールがわかったところで、なぜEUが出てくるのかの話に進みましょう。

それはXMの本社が「キプロス」というEU圏の国にあるためです。もちろん、キプロス以外にもEU圏内に多数支社があります。そのためEUの基準に則り、マイナンバーの提出が義務づけられているわけです。

しかし、私たち日本人が口座開設する「XM」はここではありません。実は「XM」にはもう一つ会社があり、それが「XM trading」です。XM tradingは、「セーシェル」というEU圏外の国でマイナンバーの提出を義務づけていません。そのため、現時点ではマイナンバーの提出は不要ということになります。

【理由2】日本政府へのアピールのため

もう一つの理由は、XMによる日本政府へのアピールです。先ほどお伝えした通り、EU圏ではマイナンバーの提出は義務化されています。実は、日本でもマイナンバーの提出は義務づけられています。「え?日本で義務化されてるのにマイナンバー出さなくていいの?」こんな風に思われたことでしょう。実は「XM trading」があるセーシェルは日本の金融ライセンスを取得していないので、金融庁の管轄から外れます。そのため日本での「義務化」が適応されないのです。

しかし日本政府から見れば、この状況はあまり面白くありません。その気になれば「日本から撤退してください」なんて事態にも陥りかねません。そこでXMは、アピールとして「マイナンバーの提出をお願いしますね」と皆さんに協力を仰いでいるのです。

口座開設の流れと注意点

ここまで口座開設時のマイナンバーの提出に関してお伝えしてきました。最後に実際の口座開設の簡単な流れと注意点を解説しておきます。

口座開設の流れ

大きくは以下のような流れになっています。

  1. サイトにアクセスし【取引口座開設】をクリック
  2. フォームに必要事項を入力
  3. 登録したメールアドレスでメールを受信し、公式サイトにログイン
  4. 必要書類を提出

この過程の中でマイナンバーの提出が求められます。「はい」か「いいえ」の選択式になっているので、準備出来なさそうであれば迷わず「いいえ」で大丈夫です。最終承認がされれば口座開設の完了です。

口座開設の注意点

特に注意して頂きたい点は大きく3つです。

  1. 住所が英語表記でかつ順番が逆(都道府県・市→番地→区町村・町名の順になっています)
  2. 口座ボーナスは必ず「受け取る」を選択(シンプルにもったいないです)
  3. パスワードは控えておきましょう(ログイン時に必要になります)

決して難しい内容ではないので、ミスのないように丁寧に入力していきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。まさか「XM」と「XM trading」の所在地が違うだけで、マイナンバーの提出が左右されてるとは思ってもみなかったでしょう。何度も申し上げてきましたが現時点で提出が不要なだけで、今後もそうとは限りません。ただ必要になっても慌てず「あ、セーシェルでも規則を作ったのかな」程度に思っておければ大丈夫です。海外FXではかなり人気の取引所です。有効に使っていきましょう。

 

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