FXや株をする上での収支管理や損益計算、会計ソフトで管理するという手もありますが、損益計算書を作るなら身近なエクセルやスプレットシートで管理できればと考えるのではないでしょうか?今回はそんな損益計算をエクセルやスプレットシートで管理する方法をご紹介します。
損益計算書をエクセル(スプレットシート)で作る方法
まずは、エクセルやスプレットシートで損益計算表を作る方法についてご紹介します。どこまで管理・分析・改善をするかにもよりますが、profit factor(PF)・リスクリワード比率・勝率あたりは押さえておきたいですね。それぞれ説明しながらご紹介します。
profit factor(PF)とは
「profit factor(プロフィットファクター)」は総利益と総損失の比率のことをいいます。「PF」と省略して呼ばれることもあり、計算式は総利益を総損失で割った数字つまり「総利益÷総損失=PF」です。この数字は2.0以上が理想とされていますが、1.5を超えていれば合格レベルとも言われています。1.5を超えれば合格といっても、基本的に2.0を下回るとリスクが高いと評価されることが多いようなので意識しておくことが大切です。
リスクリワード比率とは
リスクリワード比率は1回のトレードにおける損失(リスク)・報酬(リワード)の比率のことをいいます。これは投資の利益を考える上で重要な数値になり、1回の取引でのリスクに対しどれくらいの利益があるかを数値化したものです。「勝ちトレードの平均利益÷負けトレードの平均損失=リスクリワード比率」となり、この比率が「1」を超えていれば勝ちトレードの平均利益が上回るということになります。
勝率
勝率は「利益の出たトレードの回数÷全トレード回数×100」でもとめることができます。自身のトレードの振り返り、分析・改善するには必要な数値です。
自分で作る場合に入れる項目
上記を踏まえた上で「エントリーの日付」「決済される日」「通貨ペア」「保有していた期間」「損益」「スワップ(2国間の金利差)」「スワップを入れた損益」あたりを項目としてこの項目を元に「profit factor(PF)」「リスクリワード比率」「勝率」をもとめれば良いでしょう。必要な計算式は調べれば出てくるので工夫していき必要と思った項目は追加し、いらないと思った項目は削るようにすればいいのではないでしょうか。自分で作ることで調整しやすいのはテンプレートではできないことなのでまずは作成してみることをオススメします。
作成が苦手な場合
もちろん、人間の得意不得意はありますので作成が難しい場合はFXのエクセル(スプレットシート)のテンプレートは無料でもネット検索すればたくさん引っかかります。使い方を理解する必要はありますが、苦手な方は無料のテンプレートを探してもいいかもしれません。しかし、自分の思った項目が全て入ったものはないと思いますので慣れてきたらそのテンプレートを参考に作成に挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はエクセル・スプレットシートで取引履歴の記録管理をする方法についてご紹介しました。FXなどは特に管理・分析・改善が大切になります。FXを始めるのであれば必ず管理するよう、エクセルやアプリに入力する習慣も身につけましょう。