通信販売事業や旅行事業などの様々なサービスを展開している「楽天グループ」が手掛けるFXサービスの楽天FXですが、大手企業が運営しているFXサービスという事もあり、近年利用者が増えてきています。
これからFXを始めようとしている人の中には気になっている人もいるでしょう。
そこで今回は、楽天FX 評価についてメリット・デメリットも併せてご紹介します。
楽天FXとは?
楽天FXは、通信販売事業や旅行事業、不動産やスポーツなど様々な事業を展開する超大手企業の「楽天グループ」が運営する楽天証券のFXサービスです。
超大手企業が運営している安心感や、楽天ポイントとの連携、豊富な取引ツールなどで人気を集め、2023年5月には口座開設数が900万口座を突破するなど利用者が増えています。
また、国内の大手ネット証券の中では唯一、人気のFX取引ツールであるMT4(メタトレーダー4)が利用することができるため、自動売買をしたいユーザーに選ばれています。
楽天FXの通貨ペア
楽天FXでは、28通貨ペアの取引をする事が可能です。
米ドルやユーロといったメジャーな通貨はもちろん、メキシコペソや人民元などといったマイナーな通貨も取り扱っています。
取扱い通貨ペアの一覧は、記事後半にまとめてご紹介します。
楽天FXの口座種類
楽天FXでは、「FX専用口座」と「総合口座」の2種類あります。
「FX専用口座」はFX取引のみを目的とした口座で、楽天証券に口座がない人でも最短2営業日で開設出来ます。
「総合口座」はFX取引のみならず、株式の取引も行う人向けの口座です。
株式とFX両方取引をしたい場合は、先に総合口座を開設後にFX口座の申し込みをする必要があります。
楽天FX 評判は良い?悪い?
そんな楽天FXの評判はどうなのでしょうか。
メリット・デメリット両方をしっかりと確認しましょう。
楽天FXのメリット
まずは楽天FXを利用するメリットについて解説します。
- 楽天ポイントが貯まる
- スプレッドが狭い
- 取引ツールが豊富
- 少額からの取引が可能
それぞれ詳しく見ていきましょう。
楽天ポイントが貯まる
楽天FXでは、10万通貨取引するごとに1ポイントの楽天ポイントが付与されます。
付与された楽天ポイントは、お買い物や楽天Edyへのチャージに利用する事ができます。
10万通貨の取引とは、米ドルが1ドル=100円の場合およそ1,000万円分の取引量となります。
しかし、一度に10万通貨の取引をしなければならないというわけではなく、1万通貨を10回取引や、1,000通貨を100回取引しても対象となるため、スキャルピングやデイトレードなどの短期で何度も取引をするトレーダーだとすぐにポイントが貯まります。
スプレッドが狭い
2つ目のメリットは、スプレッドが狭くコストを抑えて取引できる点です。
スプレッドとは売値と買値の差額を指し、新規取引を行うたびに発生するコストです。
このスプレッドがFX業者の利益となるため、取引手数料のようなものと覚えましょう。
そして楽天FXでは低いスプレッドを提供しており、その狭さは業界最狭水準となっています。
そのため、取引にかかるコストを抑える事が可能です。
取引ツールが豊富
快適にFXをするためには、取引環境はとても重要です。
他のFX業者の場合は、そこの業者が提供している取引ツールを利用する事がほとんどですが、楽天FXでは以下の4種類の取引ツールを利用する事が可能です。
- MARKET SPEED FX
- 楽天FX-WEB
- iSPEED FX
- MT4
どの取引ツールもカスタマイズ性が高く、自分に合った環境を整える事が可能です。
特に国内大手のFX業者の中では唯一MT4を利用出来るため、自動売買プログラムを動かしたいトレーダーは楽天FX一択と言っても過言ではありません。
少額からの取引が可能
楽天FXでは、最低取引単位が1,000通貨となっています。
他のFX業者では、最低取引単位が1万通貨としている所が多いため、1/10の単位で取引する事が可能です。金額で言うと、約4,000円から始められます。
最低取引単位が少ないということは、その分少ない資金でもFX取引を始める事が出来るため、初めてFXをする人も少額からお試しでスタートする事が出来ます。
楽天FXのデメリット
楽天FXのメリットについて解説しましたが、今度はデメリットについて詳しく見ていきましょう。
楽天FXのデメリットとなる点は以下の2つです。
- 口座開設のハードルが高い
- 約定力に不安がある
それぞれ解説します。
口座開設のハードルが高い
楽天FX 評判であまり良くない意見として見られるのが、口座開設の審査が厳しいという事です。
楽天FXに限らず、証券やFXの口座開設時には審査があります。その中でも楽天FXの審査は特に厳しく、「口座開設時に金融資産を100万円以上保有している」という条件があります。
この条件により口座開設のハードルが高くなり、審査に通らない人も出てきます。
約定力に不安がある
普段の取引ではあまり気にならないかもしれませんが、雇用統計の発表などのイベント時に約定力が弱くなることがあります。
約定力が弱いと、新規注文や決済注文などを画面上で指示してから、実際に注文が確定するまでのタイムラグが大きくなってしまうため、思わぬ価格で注文が通ってしまう可能性があります。
FXは常に価格が変動しているため、この約定力の高さはとても重要なポイントとなります。
楽天FX 取扱い通貨ペアとスプレッド
楽天FXでは、28通貨ペアの取引をすることが出来ます。
また、楽天FXでは低いスプレッドが特徴で、業界最狭水準のスプレッドを提供しています。
取扱い通貨ペアとスプレッドの一覧は以下になります。
通貨ペア(表記) | スプレッド(原則固定)単位:pips |
ドル/円(USD/JPY) | 0.2 |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 0.5 |
ポンド/円(GBP/JPY) | 0.9 |
豪ドル/円(AUD/JPY) | 0.6 |
ユーロ/ドル(EUR/USD) | 0.4 |
ポンド/ドル(GBP/USD) | 1.0 |
豪ドル/ドル(AUD/USD) | 0.9 |
メキシコペソ/円(MXN/JPY) | 0.2 |
NZドル/円(NZD/JPY) | 1.2 |
ランド/円(ZAR/JPY) | 0.9 |
カナダドル/円(CAD/JPY) | 1.7 |
スイスフラン/円(CHF/JPY) | 1.8 |
トルコリラ/円(TRY/JPY) | 6.8 |
人民元/円(CNH/JPY) | 0.9 |
NZドル/ドル(NZD/USD) | 1.6 |
ドルカナダ/ドル(USD/CAD) | 1.6 |
ドル/スイスフラン(USD/CHF) | 1.6 |
ポンド/スイスフラン(GBP/CHF) | 2.8 |
ユーロ/ポンド(EUR/GBP) | 1.0 |
ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF) | 1.6 |
豪ドル/スイスフラン(AUD/CHF) | 2.4 |
NZドル/スイスフラン(NZD/CHF) | 2.8 |
豪ドル/NZドル(AUD/NZD) | 2.8 |
香港ドル/円(HKD/JPY) | 2.9 |
SGドル/円(SGD/JPY) | 4.9 |
Nクローネ/円(NOK/JPY) | 3.9 |
ユーロ/豪ドル(EUR/AUD) | 1.5 |
ポンド/豪ドル(GBP/AUD) | 1.6 |
※スプレッドは原則固定ですが、イベント時や早朝の時間帯は広がることがあります。
楽天FX 評判まとめ
楽天FX 評判についてメリット・デメリットに分けて解説しました。
楽天FXの強みとして、大手企業の楽天グループが運営しているという安心感と、豊富な取引ツール。さらには楽天ポイントが貯まるなどといったメリットがありました。
しかし、約定力に少し不安が残るのと、口座開設時の審査が他よりも厳しくハードルが高いというデメリットもあります。
投資は全て自己責任です。口座開設(審査)は無料で出来ますが、これらの楽天FX 評判を総合的に判断し、納得の上で利用してください。
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