皆さんはIEOというものをご存知でしょうか。「仮想通貨IEO」とも呼ばれており、今注目が集まっています。SNSなどで話題となっており、実施される頻度もそれほど多くないため知らない人も多いのではないでしょうか。今回はIEOとは?参加方法やメリット・デメリットについてご紹介します。
IEOとは
IEOとは「Initial Exchange Offering」の略で、仮想通貨の発行体が交換業者を介して「トークン」を上場させて投資家から資金を集める仕組みのことをいいます。日本国内の仮想通貨取引所でも実施されていますが、SNSなどで話題になっても実際に実施される頻度はそれほど多くないため「よく分からない」という人が多いのではないでしょうか。
分かりやすく例えると「新しい銘柄を割安価格で買わせてあげるからみんな応募してください」というもので、新しい銘柄なのでメリット・デメリットはあるものの、いち早く安く購入することができます。
「IEO」と「ICO」の違い
似たようなものに「ICO」というものがあります。ICO(Initial Coin Offering)は、企業や団体が独自の暗号資産(トークン)を発行して資金調達をすることをいい、「IEO」と「ICO」大きな違いはIEOは安全性が高くIEOすぐに上場するのに対しICOは安全性が低く数ヶ月〜数年単位の時間が必要になります。
IEOのメリット
IEOのメリットとして「取引所」の審査を受けているため信頼度が高く、すぐに取引所に上場でき、大きな利益が出る可能性を秘めています。参加もしやすいと言われており基本的な操作は普段の取引をするのと変わりないことから注目を集めています。IEO銘柄は上がりやすいと言われており新しく取引される通貨なので売り注文が少なく価格が上がりやすいという特徴があります。
IEOのデメリット
IEOのデメリットと言えるのは抽選方式の場合、倍率が高く注目度が大きいトークンでは購入できない可能性があることや先行販売時の価格が一般販売開始時の価格を上回ることを保証されていない点、上場後に暴落する可能性があるという点が挙げられます。2019年から数年の歴史しかない為、技術面やリスク面・規制面などの心配もあります。
IEOの参加方法
IEOに参加するにはIEOを実施する国内の各仮想通貨取引所に登録しておく必要があります。Coincheck(コインチェック)・Zaif(ザイフ)・GMOコインは過去に実施されていたり今後実施される可能性があるのでチェックしておきましょう。参加する方法は各取引所に口座を開設しておき、IEO情報をチェック、受付期間中に申し込むという流れになります。
過去の事例
過去の事例としてCoincheck(コインチェック)は、パレットトークンのIEOで成功実績があり第2弾のIEOとして、株式会社フィナンシェが発行する「フィナンシェトークン」のIEOを2023年3月上旬に実施し、2023年3月16日より上場しています。
Zaif(ザイフ)では決済通貨「Skeb Coin」のIEOが実施された実績があり、GMOコインは2022年7月にFCRコインに続く第2弾のIEOとして、株式会社LightとIEO実施の検討に関する覚書を交わしたことを発表しています。
まとめ
今回は、IEOとは?参加方法やメリット・デメリットについてご紹介しました。新たに登場する銘柄をいち早く購入することができるIEO、もちろんメリット・デメリットはありますが話題になる前に新しい銘柄を確保できるのは魅力的と言えるのではないでしょうか。
最初は数円の銘柄でも、未来ではビットコインのような銘柄にばけているかもしれません。IEOで億り人になれるのを夢見て投資してみてはいかがでしょうか。