最近では投資家だけでなく、副業としてサラリーマンなども投資しているFX。これからFXを始めてみようと考えている人もいるのではないでしょうか。今回、この記事ではFXでよく見る「1000通貨」について紹介します。
「1000通貨って何？」「1000通貨の必要証拠金はいくらになる？」「1000通貨取引のメリットやデメリットが知りたい」といった方に向けて、この記事では解説していきます。この記事を読むことでFXの「1000通貨」についてわかります。是非、最後まで読んでみてください。
FXの1000通貨とは
FXでよく見る1000通貨とは、FX通貨ペアの取引数量です。1ドル150円のドル円を1000通貨取引した時、1000ドルになり、日本円で150000円の金額となります。FX会社によって1Lotあたりの最小取引数量が異なり、多くのFX会社で最小取引数量は1000通貨です。
Lotとは
Lotとは最小取引数量の単位です。FX取引で発注する場合、取引画面で注文数量をLot単位で入力します。
例えば最小取引数量が1000通貨の場合、1Lotが1000通貨、2Lotが2000通貨と1000通貨単位です。最小取引数量が10000通貨の場合、1Lot毎の通貨単位が10000通貨になるため、その分費用が大きくなります。
1000通貨の必要証拠金
証拠金とは、FXの取引量に応じて一定以上の割合を口座に預けていないといけない金額です。この一定割合を証拠金率と言い、一般的な国内FX会社では証拠金率が4%まで取引できます。
1000通貨で必要な証拠金の求め方を紹介します。必要証拠金の求め方は「通貨相場×取引数量×証拠金率」です。例えば相場が1ドル150円で証拠金率を4％とした時「150×1000×4%」となり、必要証拠金は6000円になります。
1000通貨のメリット
FXで1000通貨取引する際のメリットを紹介します。
少ない金額でFXを始められる
1000通貨取引の場合、1万円もあればFX投資を始められます。少ない金額で取引できることから、FXを副業として始める人や、生活費の余剰分で投資したいと考えている初心者に最適です。
損失が少ない
1000通貨で取引する場合、損失が少なくなります。例えば、10000通貨で取引していた時、1万円の損失が発生したとします。この時、1000通貨で取引したと仮定すると損失は10分の1の1000円です。損失が小さくなることで、取引の失敗が生活に与える影響を減らし、精神的にも余裕を持つことが出来ます。精神的余裕が無いと、正常な取引ができなくなり、直感や運頼みの取引で損失を増やすという悪循環に陥ってしまうので注意が必要です。
複数ポジションを保持しやすい
1000通貨での取引では、少ない必要証拠金でポジションを保持できるため複数のポジションを保持しやすくなります。そのため、初心者の内から多くの取引を経験可能です。FX会社が用意しているデモトレードで経験を積むこともできますが、デモトレードでは仮想資産を使用するため緊張感がありません。自身の資産を使い緊張感を持って実践を繰り返すことで、知識や経験を積むことが可能です。
1000通貨のデメリット
FXで1000通貨取引する際のデメリットを紹介します。
利益を大きく出すのが難しい
1000通貨の場合、取引数量が少ないため1度に大きな利益を狙うのは難しくなります。1000通貨で利益を得るにはコツコツと小さな利益を積み重ねていく必要があります。
ポジションを保持しすぎて管理できなくなる場合も
1000通貨の場合、ポジションを複数保持しやすい利点はありますが、複数保持しすぎて管理できなくなる場合があります。1つ1つの損失が小さいからといって管理を疎かにし、損失ポジションを損切りせずに保持した結果、小さな損失が積み重なって大きな損失になる可能性があります。ポジション数を保持しすぎには注意しましょう。
まとめ
今回はFXの1000通貨について解説しました。少額でFX取引を始められ、損失も少なくなることから初心者におすすめの1000通貨取引。「一度に大きな利益を出すのは難しい」ことや「ポジション保有しすぎて管理できなくなる」というデメリットがあるので注意が必要です。
これからFXを始めようと思っている初心者は、1000通貨取引が可能なFX会社を選び、小さな利益をコツコツ積みあげていきましょう。
