フランスの実業家として、クリスチャン・ディオールやLVMHの取締役会長兼CEOを務めている大富豪「ベルナールアルノー」。LVMHを通じてルイ・ヴィトンやブルガリなどを手中に収めており「フランスファッション界の帝王」と言われています。今回この記事では、ベルナールアルノーの年収や資産について紹介します。
ベルナールアルノーの年収
ベルナールアルノーの年収は推定4億ドルと言われています。主な収入源は、LVMHやクリスチャン・ディオールの株主としての配当金やCEOとしての報酬となっています。また、2024年にはフランスプロサッカーリーグに所属するサッカークラブ「パリFC」を買収。サッカークラブの収益が収入として入ります。
ベルナールアルノーの資産
ベルナールアルノーの総資産は2262億ドルと言われており、日本円にすると約34兆円2024年世界長寿番付で1位を獲得する大富豪です。ここでは、ベルナールアルノーが保有している資産について紹介します。
株式
ベルナールアルノーの資産の多くは、自身がCEOを務めるクリスチャン・ディオールとLVMHの株式です。個人的にカルティエを保有する会社「スイス・リシュモン」の株式も取得していると言われており、公開せずに様々な企業の株式を保有していることが予想されます。
豪邸
ベルナールアルノーの自宅はフランスのイブリーヌにある豪邸と、サントロペにあるプール付きの豪邸を所有しています。イブリーヌにある豪邸は、お城のような大きな自宅の周りに迷路のような庭園が複数あります。また、ベルナールアルノーは、イタリアのミラノにあるレオナルドダヴィンチの邸宅を購入。購入目的や値段は明かしていません。緑豊かな中庭があり、約8000平方メートルのブドウ畑もあり、修復してワインを生産しているそうです。
ベルナールアルノーの経歴
ベルナールアルノーの経歴を紹介します。
フランスに生まれアメリカへ渡米
ベルナールアルノーは、1949年3月5日にフランス北部のルーベ生まれのエコール・ポリテクニーク出身です。不動産業の家に生まれ、父から事業を受け継ぎます。当時フランス大統領のフランソワ・ミッテラン大統領の社会主義政策を嫌い1971年に渡米。渡米後タクシー運転手との何気ない会話からブランドビジネスに開眼します。
マルセル・ブサック・グループを買収
1984年、米国から帰国しフランスの国営繊維企業マルセル・ブサック・グループを自身の不動産業を担保にした資金で買収します。マルセル・ブサック・グループはクリスチャン・ディオールやル・ボン・マルシェなどを擁しており高級ファッションビジネスに注力します。
LVMHに出資
1987年、ルイ・ヴィトンとモエ・ヘネシーが合併しLVMHが誕生。しかし、酒類製造ビジネスで成功したモエ・ヘネシーの社長と、鞄製造ビジネスで成功したルイ・ヴィトンの社長が対立。そのためLVMHの株価は低迷しており、ルイ・ヴィトン社長ラカミエは、クリスチャン・ディオール経営者のベルナールアルノーに資本参入を持ち掛けます。これを機にアルノーは1988年より少数の株を獲得し、LVMHに参画します。
LVMHを買収
1988年7月、酒類製造会社ギネスと共にジャックロベールを設立。LVMHの株式買い占めに動きます。これに対し、ラカミエも株の買い占めようと動きますが、最終的にアルノーが勝利。買収に成功します。
経営トップに立ったアルノーはその後、経営難の老舗ブランドを次々に買収し、大手グループへと拡大。2023年に世界長者番付でナンバーワンの富豪となりました。
まとめ
今回は、世界ナンバーワンの富豪ベルナールアルノーの年収や資産、経歴について解説しました。現在もLVMHのトップとして活躍し、推定年収4億ドルを得ているベルナールアルノー。資産として巨大な豪邸を複数所持しており、世間が認める大富豪です。ファッションブランドに興味のある方は、この機会にLVMHやクリスチャン・ディオールの商品を購入してみてはいかがでしょうか。
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