みなさんは『キーエンス』という企業をご存知でしょうか。
キーエンスは、社員の平均年収が全国2位の優良企業として知られています。
そんなキーエンスの創業者の滝崎武光さんは、アメリカ経済誌『フォーブス』の世界長者番付に毎年名前が載っているほどの資産家です。
今回は、滝崎武光さんの自宅や、気になる年収や資産額についてご紹介します。
キーエンス創業者の滝崎武光とは
まずは、滝崎武光さんとはどのような人物なのかをご紹介します。
プロフィール
- 名前:滝崎武光(たきざきたけみつ)
- 生年月日:1945年6月10日
- 出身地:兵庫県芦屋市
- 出身校:兵庫県立尼崎工業高等学校卒業
- 職業:実業家、慈善家
主な経歴
滝崎武光さんは、1964年に尼崎工業高等学校を卒業後に外資系のプラント制御機器メーカーに就職しました。
就職してから6年後、24歳の時に「電子機器メーカー」を仲間と共に設立しましたが、残念ながら倒産してしまいます。
その後、メーカーの下請け企業で2度目の起業をしますが、こちらも短期間で倒産してしまいました。
1967年、滝崎武光さんが26歳の時に、キーエンスの前身となる「リード電機」を立ち上げて軌道に乗せることに成功し、1974年には「トヨタ自動車」と契約することができ安定した収益を確保します。
リード電機の業績を急拡大させ、1986年に社名を「キーエンス」へ変更し、翌年には株式上場。1991年には、あの「任天堂」を抜き株価を日本一までに成長させました。
そして2000年に滝崎武光さんは社長を退き、会長へ就任し、2015年からは現在の取締役名誉会長に就任しています。
気になる滝崎武光の年収や資産とは
グローバルに展開するキーエンスの創業者である滝崎武光さんの、気になる年収や資産についてご紹介します。
年収は◯億円?
滝崎武光さんの年収については、調べて見たところ詳しい情報はありませんでした。
経済情報を発信している『東洋経済』が毎年発表している「上場企業役員報酬ランキング」にも滝崎武光さんの名前は登場しません。
ちなみに、キーエンスからの役員報酬は、滝崎武光さんは名誉会長という”名誉職”なので貰っていない可能性もあります。
しかし、自身の創業した『キーエンス』の株式を多く保有しており、その株式配当収入が主な収入と思われます。
現在、滝崎武光さんはキーエンスの株式を765万4000株保有しており、前回の株式配当が1株あたり300円だったため、単純計算でも22億円以上の配当収入があったものと考えられます。
日本でトップクラスの総資産!
アメリカの経済誌『フォーブス』が毎年発表している世界長者番付は、世界で最も権威のある長者番付とされ、滝崎武光さんも毎年のように名前が掲載されています。
そのフォーブスの長者番付の2024年版によりますと、滝崎武光さんの総資産額は231億ドル(日本円にして約3兆4000億円)になるとの事です。
これは、日本人の長者番付では「ユニクロ」の創業者である柳井正さんと、「ソフトバンクグループ」の孫正義さんに次ぐ3番目の資産額で、世界の長者番付でも87位となります。
年収でもご紹介したように、滝崎武光はキーエンス株を765万4000株保有していますが、それ以外にも資産管理会社「ティ・ティ」名義でも3657万1000株を保有しています。
これらを合わせると4422万5000株になり、現在の株価(24年5月時点)72,880円で計算すると約3兆2000万円となるため、滝崎武光さんの保有する資産のほとんどがキーエンスの株式であることが分かります。
滝崎武光の自宅は超豪邸?
日本トップクラスの資産を保有している、滝崎武光さんの自宅も超豪邸なのでしょうか。
調べたところによりますと、株式の大量保有報告書などから、大阪府豊中市の住宅街にある豪邸だと特定されているようです。
しかし、建物の間取りや建設費などの情報は全くなく、その他に別荘を保有しているという情報もありません。
まとめ
「キーエンス」の創業者として知られる滝崎武光さんは、メディアへの露出を嫌うため、公にされている情報が極端に少ない謎に包まれた人物です。
しかし、アメリカ経済誌『フォーブス』の世界長者番付に毎年名前が掲載されるほどの資産家で、世界中から注目されています。
その資産の多くが「キーエンス」の株式によるものと思われるため、業績がさらに向上し、株価が大きく上昇することにより、滝崎武光さんの資産額も大きく増えることでしょう。