海外業者にてFX口座を開設した方のほとんどが使用しているプラットフォームがMT4です。
MT4は世界的にも利用者が多く、PC版はカスタマイズ性の高さや自動売買などの外部ツールの豊富さで人気が高いです。
またスマホアプリにも対応していることから、普段は仕事をしている兼業トレーダーにも重宝されています。
そんなMT4を利用している日本人トレーダーの多くが一度は感じたことがあるであろう問題点が、「表示時間が日本時間ではない」ではないでしょうか。
「この時間にチャートが大きく動いているが、日本時間だと何時頃だったのだろうか……」
と、悩んでしまった事もありませんか?
そこで今回はスマホアプリのMT4 日本時間への設定について解説していきます。
MT4 日本時間の設定方法
結論から申しますと、MT4には日本時間を表示させる機能はありません。
PC版では、拡張機能を使用するために作られたカスタムインジケーターや外部ツールを導入して日本時間を表示させることは可能ですが、スマホアプリ版ではそれらのカスタムインジケーターや外部ツールを使用することが出来ません。
MT4 日本時間の確認方法
スマホアプリ版では日本時間を表示することは不可能です。
それでは、どのように日本時間を確認すれば良いのでしょうか?
MT4 標準時間は?
そもそもMT4では、どこの時間を基準にしているのかを知る必要があります。
MT4ではロンドンのグリニッジ天文台を基準に表示時間を設定してしています。
ロンドンのグリニッジ天文台とは、経度0度の位置にあり、世界の時刻の基準となっており、GMT:Greenwich Mean Time(グリニッジ標準時)と表されます。
MT4のデフォルト設定は「GMT+2」の時間表示になっており、GMT+2とはいわゆる「冬時間」の時期での表示となります。
逆に夏時間は「GMT+3」で表示されます。
つまりGMT+2の場合は、ロンドン時間に2時間足した時間がMT4で表示されている事になります。
ちなみにロンドンと日本の時差は9時間あるため、日本時間をGMTで表すと「GMT+9」となります。
MT4 日本時間の確認
それではMT4に表示されている時間について分かった所で、日本時間の確認方法を見てみましょう。
日本はロンドンよりも9時間進んでいるため、GMT+2の場合は時差が7時間となり、現在MT4に表示されている時間に7時間足すと日本時間になります。
MT4表示時間10:00→日本時間17:00
そして夏時間基準(GMT+3)の場合は、時差6時間になるので、表示時間に6時間を足すと日本時間になります。
MT4表示時間10:00→日本時間16:00
最初は慣れるまで頭で計算しなければなりませんが、慣れてしまえばぱっと見で理解できる様になると思います。
その他の方法は?
いちいち頭で考えるのはめんどくさい!どうしても日本時間で表示をしたい!と言うのであれば、PC版のMT4を使用しインジケーターや外部ツールなどを利用するか、他の取引プラットフォームを使用するしかありません。
他のプラットフォームを使用するため、国内業者の口座を開設して使用するか、海外だと「cTrader」というツールが日本時間を表示できるため、それらが使えるFX業者にて口座を開設するのも1つの方法です。
まとめ
世界中のトレーダーに利用されている取引プラットフォームのMT4ですが、日本人トレーダーからすると、表示時間が分かりにくいというのが少し不便と感じてしまうかもしれません。
PC版では、カスタムインジケーターや外部ツールを使用して、日本時間を表示することが可能ですが、スマホアプリ版では日本時間表示に変更することは不可能なため、頭の中で計算してあげる必要があります。
それも面倒だという方は、日本時間表示ができるプラットフォームに乗り換える事も選択肢のひとつなのではないでしょうか。