
FX初心者さんにとっては、FX取引を行う上で疑問に思うことはたくさんありますよね。
そこで、FXトレード歴10年以上の実績を持つペーやん(筆者)が、皆さんの疑問にズバッとお答えしていきます。
【疑問①】FXにやってはいけない時間帯がある?
FXは、平日24時間取引可能なことから、活動スタイルに合わせてFX投資している人もいるのではないでしょうか。
ここでは、FXでやってはいけない時間帯やおすすめの時間帯を紹介します。
FXをやってはいけない時間帯は?
FXで取引してはいけない時間帯を紹介します。
やってはいけない時間帯①:朝6時~7時
朝の6時~7時は取引参加者が非常に少ない時間帯です。多少のことで価格が大きく動く可能性があるため、予想が難しくなります。
また、この時間帯はスプレッド価格の対象外になるFX会社も多いため、コストが高くなります。リスクとコストを考えて、早朝時間の取引はしない様に注意しましょう。
やってはいけない時間帯②:経済指標の発表前後
アメリカの経済状況を表す指標は、世界中に影響を与える可能性があります。指標を発表する内容によっては激しい価格変動が起きる可能性も。
経済指標の発表前後は取引をせずに落ち着いてから取引するようにしましょう。慣れていないうちは、取引せずに発表される経済指標を確認して、内容によってどのように値動きするのか学習しておくと今後に役立ちます。
FXで取引する時のおすすめの時間帯
FXでは、取引が活発でチャンスの多い時間帯が存在します。時間帯によって活発な地域が異なるのでそれぞれ紹介します。
おすすめの時間帯①:7時~11時半
この時間は、オセアニアやオーストラリア、日本などのアジア圏が活発に取引する時間です。7時にはオーストラリアの外国為替市場が、9時には東京市場が開場します。7時から8時台は取引参加者が少ない時間なので、値動きが大きくなりやすく利益を出すチャンスです。
10時半から11時半頃は、株式の前場が閉場するため、大きく値動きする可能性があります。日本円の通貨ペアを取引予定の人におすすめの時間です。
おすすめの時間帯②:16時~翌2時
16時から翌日2時の間はロンドン時間と言われています。世界一位の取引量ロンドン市場が開き、欧州圏が市場のメインとなります。欧州系の通貨ペアが激しく変動し、東京時間とは逆の値動きとなることも。
また、16時頃には欧州の経済指標がよく発表されます。発表後はよく値動きするので、しっかりと確認するようにしましょう。欧州系の通貨ペアを取引予定の人におすすめの時間です。
おすすめの時間帯③:21時~23時
21時から23時の時間帯は、米国圏の時間帯です。22時30分にニューヨーク為替市場が開場します。この時間帯はトレンドが発生しやすい重要な時間帯と言われており、米国の経済指標が発表されます。
また、翌2時までの時間帯はヨーロッパと被るため、非常に多くの取引が行われる活発な時間帯です。米ドル系の通貨ペアを取引予定の人におすすめの時間帯になります。
取引できない日や時間
FXは基本的に平日24時間取引可能ですが、土日や一部の祝日で取引できません。
一部の国で土日に取引できることはありますが、ほとんど取引が行われず流動性が低くなっています。他にも元旦など、国内外で銀行がお休みとなる日は取引が行えません。
また、取引時間が短い短縮取引を行う日もあります。取引可能かは、利用しているFX業者で発表しているので、しっかりと確認するようにしましょう。
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【疑問②】FXで見られる失敗パターンは?回避すべきことや事例も紹介
FX初心者のうちで一番怖いのは失敗して損失することです。「FXでの失敗パターンや回避方法を教えて欲しい」「FX失敗の事例はある?」「FX初心者にオススメの通貨は?」といった方に向けて、FXの失敗事例や回避方法を紹介していきます。
FXでの失敗事例4つと回避方法
FXでの失敗事例やその回避方法を紹介していきます。
失敗事例①:損切りできない
損切りとは、損失が出ている通貨を決済して負債を減らす方法です。「待っていればレートが戻った」「損切りした後にレートが戻って後悔した」などという経験によって損切りが出来なくなり負債が大きくなってしまうという事例が初心者には多くみられます。
<対策>
損切りできない人への対策として、「損切りのルールを作り徹底する」ということが大事になります。「購入時から○○円下がったら必ず損切りする」などとルールを決めておきましょう。また、「逆指値注文」を利用するのもオススメです。「逆指値注文」とは、レートが「今より低い○円に達したら売却」する予約注文方法です。これにより自動で損切りが出来るようになります。
失敗事例②:高レバレッジで取引を行う
FXの特徴として、元手資金の最大25倍の取引を可能とするレバレッジがあります。レバレッジを利用することで少ない資金でも大きな利益を狙えますが、倍率を高くしすぎると少しの価格変動で大きな値動きが発生し、大きな損失をする初心者も見られます。
<対策>
初心者がレバレッジを利用する場合は、少ない倍率のレバレッジで慣れていくことをオススメします。また、レバレッジには自己資金の50%前後の損失が出た時、FX会社のシステムによってすべてのポジションが強制決済される「ロスカット」が行われる場合があります。
低めのレバレッジにすることでロスカットを回避できるので、大きな失敗を防げます。初心者の内は低レバレッジにするようにしましょう。
失敗事例③:過剰な取引を行う
初心者の内は、根拠もなく過剰な取引を行ってしまうケースが見られます。利益や損失を取り戻すために過剰な取引を行うことでかえって損失を増大させてしまう事例も見られます。取引を繰り返すことで、手数料(スプレッド)の分だけマイナスになるケースもあります。
<対策>
スプレッド幅の狭い通貨を選ぶようにするのも対策の1つです。スプレッド幅が狭い通貨は流動性が高く、広い通貨は流動性が低くなります。また、スプレッドは時間帯によっても変わります。流動性が低くなる時間帯はスプレッドが高くなりやすくなるので注意が必要です。
失敗事例④:感情で取引を行う
「取り戻せるかもしれない」などと感情で取引を行うと、継続的に利益を出すのは難しくなります。そうした感情に任せて取引を続け、ずるずると負債を増やしていく事例が見られます。
<対策>
感情的な取引を行わない様に、取引をするルールを決めましょう。「利益がいくらになったら利確する」「レートがいくらになったら損切りする」というルールを決めておき、機械的に取引するようにすることで感情的な取引は行わない様になります。
【疑問③】FXで損切りするタイミングはいつ?目安やルールの決め方
FXを始めたばかりの初心者は損切りするタイミングがわからずに困っている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、FXで損切りするタイミングなどを紹介しますが、今回紹介した内容が必ず正解というわけではありません。あくまで参考程度に1つの考え方としてご理解ください。
損切りとは?
損切りとは、価格が落ちて損失になっている通貨を決済することで損失を最低限に抑える方法を言います。
「もしかしたら値上がりするかも」など根拠のない期待から損切りをしない状態でいると、その通りに値上がりすれば良いですが、値上がりしない場合ズルズルと損失が拡大してしまう恐れも。
そのような事態を防ぐために、情に流されず目安やルールを決めて堅実に損切りしなくてはいけません。損切りした通貨が値上がりした場合「失敗した」と思うかもしれませんが、長い目で見ると被害損失は小さく抑えられ、利益に繋がります。
FXで損切りするタイミングはいつ?
FXで損切りするタイミングは、相場が直近の最安値以下になった時です。直近の最安値を下回った場合にトレンドが転換し、損失が増える可能性が高まります。
そのため、損失が大きくなる前に直近の最安値を下回った直後に損切りすることで傷口を浅くできます。
直近の目安として、スキャルピングの場合は「数分から1日の間」、デイトレードの場合「数日から数週間」、スイングトレードの場合は「1週間から数ヶ月」の範囲で見ていくと良いでしょう。
FXで損切りする目安やルールの決め方
FXで損切りする目安やルールを決める方法を紹介します。
取引記録を付ける
取引記録とは、今までのトレードをまとめた記録です。取引した通貨ペアや取引数量などをメモやエクセルで記載していきます。その時「決済後の値動き」を記載しておくことで、自分が損切りしたタイミングが正解だったかを判定できます。
もし間違えていた場合は、損切りした根拠を見直すことで、次の損切りをする目安が決められます。
許容損失額で決める
損切りする目安の決め方として、損切りするラインを許容できる損失額で決める方法があります。特に、利益額よりも損失額を小さくしないといけません。
いくら勝率を上げたとしても損失額が利益額よりも大きいと、1回の損失で勝てなくなります。また、許容損失額の目安は、全資金の2~3%にするのが一般的です。
値幅(pips)で決める
損切りする目安の決め方として、値幅で決める方法があります。「エントリーした時より50pips下落したら損切りする」といった形で目安を決定します。
この方法はシンプルでわかりやすく、pipsという基準で決められるので複数通貨ペアを取引している場合でも混乱を防げます。
他人の情報を鵜呑みしてタイミングを決めない
損切りする時のルールとして、他人の情報を信じて決済するのはやめましょう。最近ではSNSなどで専門家の情報を簡単に取得できますが、その情報をそのまま鵜呑みにするのは危険です。
投資額など専門家と異なる場合があるのであくまで参考程度に見て、最終的な損切りの判断は自分でするようにしましょう。
【疑問④】FXで1日5000円稼ぐのは難しい?
せっかくFXを始めるなら、少しでも利益を出したいですよね。それこそ初心者にとってFXで1日5000円を稼げたらとても嬉しいですよね。
もちろん、FXで1日5000円を稼げるかどうかは分かりませんが、知っておくべきポイントを紹介していきます。
初心者がFXで1日5000円稼ぐための方法
早速、初心者がFXで1日5000円稼ぐための方法について解説していきます。また、1日5000円稼ぐために必要な資金は、30万円ほどあると気持ち的に余裕を持って取引できると言われています。
小さい利益を積み重ねる
1回あたりの儲けが少なくても、小さな利益をコツコツ積みあげていくことが大事です。リスク回避を行いながら取引回数を増やすことで大きな失敗を防ぐことにもつながります。小さな値動きでも確実に利益を出していけば、1日5000円稼げるようになります。
順張りがオススメ
初心者の内は取引の王道「順張り」での注文がオススメと言われています。順張りとは、上昇トレンド中に購入し、下降トレンドに入った時に売却することです。
対して逆張りは、上昇トレンド中に「もう上がらない」と予想し売却し、下降トレンド中に「ここが底値」と予想して購入することです。下降トレンドの予想が外れた時に大損する可能性があります。
損切のルールを決める
FX投資は、マイナスになる場合があります。その時に、損失が膨らまない様に、損切するルールを決めておきましょう。「もう少ししたら回復するかも」という考えになりがちですが、そのまま損失が拡大すると取り戻せなくなります。
予約注文機能などを利用して、損失が膨らまないよう損切ルールを設けましょう。
メジャーな通貨を選ぶ
取引量の多いメジャー通貨を選ぶことをオススメします。「米ドル/円」や「米ドル/ユーロ」は比較的取引量が多いメジャー通貨です。多くの人が取引しているため、相場が比較的に安定しており、急な暴落による損失の危険性が少なくなります。
アメリカやヨーロッパはニュースによく取り上げられているので、情報収集しやすいのもポイントです。
低めのレバレッジから挑戦
レバレッジが大きくなるとその分リスクも大きくなります。初心者の内は低めのレバレッジから挑戦することをオススメします。
自己資産の2~3倍程度に抑えると良いでしょう。
スタイルに合った方法で稼ぐ
トレード方法には以下4つの方法があります。それぞれの注意点を紹介します。
- スキャルピング:レバレッジをかけすぎないようにする。利益確定や損切を素早く判断しなくてはいけない。
- デイトレード:世界3大市場が開いている時間帯は取引が活発になるので注意。短期チャートのトレンド分析ができると、結果が出やすい。
- スイングトレード:短期トレードよりもチャート分析が重要。スワップポイントにも期待できる。
- 長期トレード:1日5000円相当する金額を何か月も時間をかけて稼ぐ。スワップポイントの高い通貨を選べば日々確実に利益を狙える。
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