XMの口座開設にマイナンバーは必須？「いいえ」にするとどうなる？

XMで口座開設する時に直面するのが、

「マイナンバーって、提出必須なの？
　できれば『いいえ』を選択したいんだけど…」

ではないでしょうか？

相手は海外FX業者なので、悪用されたらどうなるか想像もつかず、不安になるのも無理はありません。

できれば提出は避けて、個人情報の開示を最小限にしたいものです。

そこで今回は、以下の内容を具体的にご紹介していきます！

筆者(ぺーやん)は、XMを中心に8年間トレードしている実績があります。

この記事を読めば、あなたのマイナンバーに対する不安は払拭され、納得して口座開設できるはずです！

マイナンバーとは？

出典元：内閣府

マイナンバーとは、2016年1月から始まった「マイナンバー制度」において国民一人に１つずつ割り振られた納税者番号のことです。

この制度は、総務省が以下の目的で始めました。

早い話、

「マイナンバーがあることで、政府が番号一つで国民を識別・管理し税金を漏れなく回収しつつ、国民も番号一つで身分証明ができる」

という政府と国民がお互いにお金のやり取りを効率化させるのが目的です。

マイナンバー制度は行政の効率化、国民の利便性の向上、公平・公正な社会の実現のための社会基盤です。 

マイナンバーは、社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、複数の機関が保有する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用されます。

 

出典：総務省「マイナンバー制度とマイナンバーカード」

結論｜XM口座開設でマイナンバーは必須ではない

結論から申し上げますと、口座開設でマイナンバーの提出は必須ではありません。

その理由を、XMの「日本語ライブチャット」で質問してみました。

つまり、回答をまとめると、

• マイナンバーの提出は任意
• 全世界では提出が義務化されているが、日本人は対象外

ということになります。

なぜ日本人だけマイナンバー提出が任意？

日本人だけマイナンバー提出が任意になるのは、XMの会社の体制に起因します。

XMと一口に言ってもグループに何社も存在し、この問題に関係する会社は、

• XM(エックスエム)
• XM　Trading(エックスエム　トレーディング)

の2社となります。

この2社はそれぞれ本拠地が異なっており、それぞれ「EU加盟国なのかどうか」という違いがあります。

実は本拠地がEU非加盟国だと、マイナンバーの提出義務が発生しません。

つまり、日本はマイナンバーの提出義務が発生しない方の会社なので、日本人というだけで提出義務が発生しないのです。

詳細をまとめると、以下の通りです。

例えば本社の「XM(エックスエム)」の本拠地は、「キプロス」です。

「キプロス」はEU加盟国であり、EUでは証券会社や銀行で口座開設する際にはマイナンバー提出が義務化されています。

対して子会社の「XM Trading(エックスエム　トレーディング)」の本拠地は、「セーシェル」でEUに加盟していません。

「セーシェル」はEU非加盟国なので、マイナンバー提出義務はありません。

よって日本へサービス提供をしているのは、EU非加盟国の「XM Trading(エックスエム　トレーディング)」ですので、マイナンバー提出義務はないことになります。

マイナンバー提出で「いいえ」を選択すると利益出金できない可能性がある

XMにはマイナンバー提出義務がない事は理解できて頂けたと思いますが、では実際にマイナンバー提出画面で「いいえ」を選択した場合、ユーザーには何も問題は無いのでしょうか？

実は「いいえ」を選択すると、利益分を出金できなくなる可能性があります。

というのもXMで利益分を出金したい場合、「国内銀行送金」しか選択肢はありません。

その時、出金先に指定した銀行によっては、マイナンバーの提出を受けていないFX業者からの送金を断るケースがあるからです。

2021年5月現在では「マイナンバー未提出が原因で出金できない」という話は特にありませんが、その可能性もあることだけは認識しておきましょう。

出金対策

それでも、もしアナタが、

　「出金段階でマイナンバー未提出を指摘されるのはイヤだな…」

と心配されるのなら、マイナンバーの提出をしておきましょう。

マイナンバーカードの入手がまだなら、交付申請は以下から可能です。

地方公共団体情報システム機構のマイナンバーカード総合サイト

もしくは、

　「どうしてもマイナンバーの提出をギリギリまで遅らせたい！」

とお考えなら、利益が十分に貯まって出金したくなってから提出しましょう。

XMがマイナンバー提出を求める理由

XMがマイナンバーの提出を求める理由は、大きく分けて2つあります。

理由１　脱税阻止

FXで得た利益は、納税する義務があります。

しかし最近は「仮想通貨」などの出金方法の多様化で、脱税できる可能性が高まりました。

つまりXMでもユーザーがカンタンに脱税するようになってしまうと、国から「脱税を促している！」と受け取られ、要注意業者としてマークされる可能性があります。

そうなるとXMは国から信用を失い、最悪日本で営業が出来なくなってしまいます。

その回避策として、XMはユーザーにマイナンバー提出をお願いし、キッチリ納税してもらって脱税阻止をしたいのです。

理由２　マネーロンダリング対策

「マネーロンダリング」とは、犯罪などの非合法で手に入れたお金を足が付かない形に換金することです。

麻薬取引や犯罪で取得した不正資金など、違法な手段で入手したお金を、架空口座や他人名義口座などを利用して転々と移転することで出所を分からなくして、正当な手段で得たお金と見せかけること。

英語表記「money laundering」で、日本語では「資金洗浄」といいます。

「マネーローンダリング」と呼ぶ場合もあります。

口座を転々とするうちに、汚れたお金（マネー）が洗濯（ロンダリング）されてしまう意味で用いられています。

出典：三井住友DSアセットマネジメント

XMでは自社のFX口座がマネーロンダリングの踏み台になるのを恐れており、ユーザーの身元をハッキリさせるためにもマイナンバーの提出を求めています。

例えば犯罪者たちは手に入れたお金をFX口座へ入金し、それを個人特定が難しい「仮想通貨」などで出金すれば、マネーロンダリングが完了してしまいます。

将来マイナンバーの提出は必須になる？

ここで気になるのが、将来XMが日本人ユーザーに対してもマイナンバー提出を必須にするかです。

実際どうなるか、XMの日本語ライブチャットで質問してみました。

どうやら日本人に対しても、マイナンバー提出が必須になる可能性はあるようです。

ただし提出必須になる場合は、前もってニュースレター等の連絡が来るようですので、案内が来てからマイナンバー提出を考えましょう。

XMの口座開設にマイナンバーは必須？「いいえ」にするとどうなる？｜まとめ

ここまでの内容をまとめると、以下の通りです。

口座開設はFXをやる上で、最初のステップです。

その過程で「マイナンバー提出の可否」を迷っているのは、ハッキリ言って時間の無駄でしょう。

その迷う時間を1秒でもFXに費やした方が、何倍もアナタにとって価値があります。

ですので素早く口座開設して、FXデビューを果たしましょう！

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