今や副業として投資している人も多いFX。FXを始めたばかりの初心者は損切りするタイミングがわからずに困っている人もいるのではないでしょうか。「そもそも損切りって何?」「FXで損切りするタイミングはいつ?」「損切りする目安やルールはどうやって決めればいいの?」といった方に向けて、この記事では
- 損切りとは
- FXで損切りするタイミングはいつ?
- FXで損切りする目安やルールの決め方とは
についてそれぞれ解説していきます。この記事では、FXで損切りするタイミングなどを紹介しますが、今回紹介した内容が必ず正解というわけではありません。あくまで参考程度に1つの考え方としてご理解ください。
損切りとは
損切りとは、価格が落ちて損失になっている通貨を決済することで損失を最低限に抑える方法を言います。「もしかしたら値上がりするかも」など根拠のない期待から損切りをしない状態でいると、その通りに値上がりすれば良いですが、値上がりしない場合ズルズルと損失が拡大してしまう恐れも。そのような事態を防ぐために、情に流されず目安やルールを決めて堅実に損切りしなくてはいけません。損切りした通貨が値上がりした場合「失敗した」と思うかもしれませんが、長い目で見ると被害損失は小さく抑えられ、利益に繋がります。
FXで損切りするタイミングはいつ?
FXで損切りするタイミングは、相場が直近の最安値以下になった時です。直近の最安値を下回った場合にトレンドが転換し、損失が増える可能性が高まります。そのため、損失が大きくなる前に直近の最安値を下回った直後に損切りすることで傷口を浅くできます。直近の目安として、スキャルピングの場合は「数分から1日の間」、デイトレードの場合「数日から数週間」、スイングトレードの場合は「1週間から数ヶ月」の範囲で見ていくと良いでしょう。
FXで損切りする目安やルールの決め方とは
FXで損切りする目安やルールを決める方法を紹介します。
取引記録を付ける
取引記録とは、今までのトレードをまとめた記録です。取引した通貨ペアや取引数量などをメモやエクセルで記載していきます。その時「決済後の値動き」を記載しておくことで、自分が損切りしたタイミングが正解だったかを判定できます。もし間違えていた場合は、損切りした根拠を見直すことで、次の損切りをする目安が決められます。
許容損失額で決める
損切りする目安の決め方として、損切りするラインを許容できる損失額で決める方法があります。特に、利益額よりも損失額を小さくしないといけません。いくら勝率を上げたとしても損失額が利益額よりも大きいと、1回の損失で勝てなくなります。また、許容損失額の目安は、全資金の2~3%にするのが一般的です。
値幅(pips)で決める
損切りする目安の決め方として、値幅で決める方法があります。「エントリーした時より50pips下落したら損切りする」といった形で目安を決定します。この方法はシンプルでわかりやすく、pipsという基準で決められるので複数通貨ペアを取引している場合でも混乱を防げます。
他人の情報を鵜呑みしてタイミングを決めない
損切りする時のルールとして、他人の情報を信じて決済するのはやめましょう。最近ではSNSなどで専門家の情報を簡単に取得できますが、その情報をそのまま鵜呑みにするのは危険です。投資額など専門家と異なる場合があるのであくまで参考程度に見て、最終的な損切りの判断は自分でするようにしましょう。
まとめ
今回は、FXで損切りするタイミングや、損切りする目安やルールの決め方について解説しました。投資で利益を出していくには、損切りする判断をしていかないといけません。まだFXを始めたばかりという人は難しいかもしれませんが、今回紹介した目安・ルールの決め方を参考にしてみてはいかがでしょうか。